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大谷翔平だけじゃなかった!?「左投手に弱いエンゼルス」。それでも名将が前向きなワケとは

 打者として大谷翔平投手が復帰したロサンゼルス・エンゼルス。8日(日本時間9日)終了時点で、大谷は左投手相手に打率.118と苦手にしており、相手先発が左腕である場合には先発メンバーから外される措置もとられている。しかし、数字を見てみると、チーム全体でも「左投手に弱い」という傾向が強く表れている。

2018/07/11

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「結果とは明らかに異なる」通算1616勝の名将の考え

 地元紙『LAタイムズ』によれば、この“現象”についてエンゼルスのマイク・ソーシア監督は「いくつかの構造を見ると、そのほとんどはポジティブな過程。結果とは明らかに異なるものになる」と話し、「彼らは非常にハードな働きをしている」と選手たちを労いながら前向きなコメントを残している。
 
 確かに、大谷は8日に代打で出場し右腕から復帰後初本塁打となる決勝弾を放っている。それは、「左投手には弱い」ではなく、「右投手には強い」というポジティブな見方がそれを叶えたものなのかもしれない。
 
 右投手に対するチーム打率は、メジャー17位の.248。選手別に見てみると、主戦力選手の打率では.330の大谷を筆頭に、シモンズが.307、トラウトが.304、プホルスが.268、アプトンが.256、マルドナードが.239、コザートが.233、キンズラーが.221、バルブエナが.207。
 
 比較すると、大谷、プホルス、アプトン、マルドナード、コザート、キンズラーが左投手相手よりも高い打率を残していることが分かった。
 
 監督歴19年目で現在まで1616勝を重ねてきた名将ソーシア監督。その監督が率いるエンゼルスは、故障者が続出する苦しい戦いが続くシーズンではあるが、46勝45敗と貯金を作る健闘ぶりを見せている。
 
 「ポジティブな面を捉える」野球理論で、今いる選手たちをどう活かし勝利に結び付けていくのか、今後も注目である。

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