大谷、第3打席で右前安打放ち21度目マルチ トラウトが生還図るもチャレンジの末にアウト
2018/09/16
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのシアトル・マリナーズ戦に「4番・指名打者(DH)」で先発出場し、第3打席で痛烈な当たりの右前安打を放った。
エンゼルスは初回、3番マイク・トラウト外野手の第34号2ラン本塁打で2点を先制。その直後に大谷が第1打席を迎え、先発右腕のエラスモ・ラミレス投手から速球を捉えバックスクリーンへの第20号ソロ本塁打を放った。メジャーリーグで日本人選手が20号本塁打以上を放ったのは、2010年にエンゼルスで21本塁打を記録した松井秀喜氏以来8年ぶり。
3点リードの3回2死一塁で迎えた第2打席では、フルカウントから86マイル(約138キロ)のカットボールの前に見逃し三振。2打席連続での本塁打とはならなかった。
エンゼルスは、4回にもジャスティン・アプトン外野手がソロ本塁打を放ち1点を追加。しかし、直後の守りでエンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニー投手がクリストファー・ネグロン内野手とミッチ・ハニガー外野手にそれぞれソロ本塁打を浴び2点差に迫られる。
さらに6回には2番手のジャスティン・アンダーソン投手が1死一、二塁からネグロンに左前タイムリー安打を浴びて4-3。序盤のリードが徐々に失われていった。
しかしエンゼルスは、その裏の攻撃でマリナーズ2番手のマット・フェスタ投手から先頭のトラウトがライトへのエンタイトル二塁打で出塁しチャンスを作ると、続く大谷が第3打席でカウント1-0から86マイル(約138キロ)のスライダーを弾き返し、痛烈な打球は右前安打となって二塁走者の一気にホーム生還を狙って一度はセーフと判定されたが、マリナーズ側のチャレンジによって判定が覆りアウト。タイムリー安打にはならなかった。
大谷のマルチ安打は12日(同13日)の本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦以来3試合ぶりで、今シーズン21度目となった。