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田中将大の想定外の故障 好スタートのヤンキースに「暗い影」

田中将大のメジャー2度目の故障者リスト入りが決まった。今回の故障は右前腕の筋挫傷で、昨年故障した右肘との関係性はまだわかっていないが、直近2試合でエースとして完璧とも言えるピッチングを見せていただけに、想定外の離脱となった。

2015/05/01

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チーム状況が左右される田中の復帰時期

 ヤンキースは、先発ローテーションを調整しなおし、田中の次の出番であった29日に中2日でチェイセン・シュリーブを起用したが2対3でレイズに敗れた。しかし28日のレイズ戦では右腕チェース・ホイットリーが先発し、文句なしの投球をした。故障後のリハビリに励んでいるアイバン・ノーバもクリス・カプアノも球団のタンパ施設でそれぞれ投球練習をしている。

 それでもメジャーで最高齢の打者や先発ローテーションを起用しているヤンキースにとって、今回の田中の故障は、チームに暗い影を落とすことになるだろう。先発ローテーションには去年、膝の怪我でシーズンのほぼ全試合出場できなかったCCサバシアや、2011年以来まだ17回しかメジャーリーグ戦で先発していないマイケル・ピネダなども含まれている。
 そして田中の状態が現在予想されている復帰予定時期を過ぎても戻ってこれないと、どうなるだろうか。29日時点で13勝9敗、地区首位にいるヤンキースにとって、大きな痛手だ。
 エースの田中が先発登板するたびに見せてくれる圧倒的な支配力を持っている選手は、球団のどこにも存在しない。ジラルディ監督は次のように話している。

“Is there concern? Of course there is,” said Girardi. “Anytime you have to shut a pitcher down, there’s concern. With what happened last year, I can’t tell you if they’re related or not. But you’re going to think about it. You’re going to think about a lot of different scenarios. Let’s just keep our fingers crossed and hope it’s not much.”
「心配があるか、と聞かれればもちろんある」ジラルディ監督は言う。「どんなピッチャーでも、シャットダウン(長期休養)する際には心配がつきもの。去年のことを考えれば、今回の故障も関係しているかどうか、わからない。ただ、それも考えて当然。今、いろいろなシナリオを考えている。しばらく様子を見て、それほどの怪我でないことを期待しよう」

 ヤンキースは田中の状態に注視していくことになる。また、田中が先発ローテーションから抜けている間は、ブルペン(リリーフ陣)がどこまでカバーできるかがポイントになる。

出典:”Masahiro Tanaka’s injury casts gloomy shadow over Yankees’ early success”@USA TODAY Sports by Ted Berg in Apr.29th 2015

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