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「手術をすべきだった」「医師の判断を尊重すべき」田中将大の選択を巡り、二分される米メディア

田中将大のDL入りに、「昨年の段階で踏み切るべきだった」という意見が噴出している。しかしそれは結果論であり、昨年の球団の手術回避の決断は医学の専門家の意見によるものだったことを忘れてはいけない。

2015/05/01

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最終的に手術を選んでも、それは結果論

『ニューヨーク・ポスト』紙のケビン・カーナン記者も、ヤンキースと田中が昨年手術を避けた選択に対して、批判している。

「田中のヒジの靭帯にかすかな損傷が発見された時、ヤンキースと田中は思い切りに欠ける手段を取った。それは球団医が勧め田中の意向に沿うもので、手術を避けるという選択だった。しかし、プランを変更する時が来た。このやり方は失敗したのだから。彼は、ヤンキースが1億7500万ドルも投じる価値を見出した投手に戻るには手術を受けるべきだった」

 それに対して、カルカテーラは「最終的に、田中は手術を受けるかもしれない。しかし、球団医はまだそれを発表していない。ヤンキースと田中が、医学的判断を下す資格がないタブロイド紙のコラムニストではなく医学の専門家の意見に耳を傾けているのは当然の事だ」と反論しつつ、カーナンの結果論を一刀両断している。

If and when Tanaka does go under the knife, I’m sure we’ll get a nice round of “told ya so’s” from these guys. “Told ya so’s” that are the medical equivalent of you or I telling the widow at the funeral that we knew her husband was gonna die one day. Eventually
もし、田中がヒジにメスを入れることになると、「こうなると思っていたよ」と言いだす連中が出てくるだろう。それは、医学的には、葬儀の席で未亡人に「お宅の旦那はそのうち亡くなると思っていましたよ」と言うようなものだ。

出典:“Why is Masahiro Tanaka even talking to doctors?”@ NBC Sports Hardball Talks by Craig Calcaterra in Apr. 29th 2015

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