惜しくも表彰を逃したメジャーリーガーは? 米公式サイトが今季輝いた選手を紹介
2018/11/15
Getty Images
MLBの今季表彰選手が続々と発表されている。その一方で惜しくも受賞を逃した選手もいる。米公式サイト『MLB.com』は14日(日本時間15日)、受賞には至らなかったが、今季輝かしい結果を残した一流選手たちを紹介している。
この日までに各ポジションごとの最高打者を決めるシルバー・スラッガー賞、最高の守備の名手を決めるゴールド・グラブ賞などが発表されている。
同サイトが最初に挙げたのは、ロサンゼルス・ドジャースのヤズマニ・グランダル捕手。正捕手として140試合に出場し、打率は.241ながら24本塁打、68打点を記録し、チームの2年連続ワールドシリーズ進出に大きく貢献した。シルバー・スラッガー賞はマイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手に譲る形となってしまった。
同じくドジャースからマニー・マチャド内野手の名前も挙がった。ワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは、シーズン途中でボルティモア・オリオールズの正遊撃手をトレードで獲得。ポストシーズンでは様々な「問題児行動」で物議をかもしたが、自身のキャリア最多タイの37本塁打、今季MLB8位となる107打点を記録して充実のシーズンを送った。好成績を残したが、リーグをまたいだ移籍もあり、受賞はならなかった。
次にリーグ優勝決定シリーズ進出を果たしたヒューストン・アストロズのアレックス・ブレグマン内野手だ。アメリカン・リーグMVPの候補だったが、最終ノミネートから外れ、有力視されていたシルバー・スラッガー賞も受賞を逃した。飛躍の一年となった今季はメジャートップの51二塁打を記録するなど、チームに欠かせない選手へと成長した。クリーブランド・インディアンスのホセ・ラミレス内野手が39本塁打、105打点に加え34盗塁と驚異的な成績で三塁手部門のシルバー・スラッガー賞を受賞した。
オークランド・アスレチックスのクリス・デービス外野手は、48本塁打、128打点と長距離砲として活躍。アメリカン・リーグの本塁打王に輝いたが、指名打者枠のシルバー・スラッガー賞は、ボストン・レッドソックスのJ.D.マルティネス外野手が受賞。デービスは4年連続で打率.247を記録するなど話題には事欠かなかったものの、アワード受賞はならなかった。
また、内野手としてはキャリアハイの打率.310を記録したシンシナティ・レッズのスクーター・ジェネット内野手、メジャー最多の192安打と45盗塁を記録したカンザスシティ・ロイヤルズのウィット・メリフィールド内野手、5月から8月の3カ月で30本塁打を放ったセントルイス・カージナルスのマット・カーペンター内野手もそれぞれシルバースラッガー賞の候補だったと紹介されている。
外野手では守備指標で圧倒的な数字を残しながらゴールド・グラブ賞を逃したミルウォーキー・ブリュワーズのロレンゾ・ケイン外野手、今季メジャーで2人しかいない出塁率4割超えを達成したニューヨーク・メッツのブランドン・ニモ外野手、26本塁打を記録したシアトル・マリナーズのミッチ・ハニガー外野手の名前が挙げられた。
投手部門では、30セーブ・100奪三振を史上初めて同時に達成したオークランド・アスレチックスの守護神ブレイク・トライニエン投手、ミルウォーキー・ブリュワーズのジョシュ・ヘイダー投手も紹介された。ともに抜群の成績を残したが、マリアノ・リベラAL最優秀救援投手賞、トレバー・ホフマンNL最優秀救援投手賞には一歩及ばなかった。