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マーリンズ・リアルミュートの移籍先候補、新たに3球団に絞られる ヤンキース、アストロズ、ドジャースの三つ巴か

2018/11/30

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 マイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手がトレードを志願しており、複数球団が獲得に乗り出す可能性が高まっているという。現状、ニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズ、ロサンゼルス・ドジャースによる争奪戦が予想されている。米メディア『ファン・クレッド・スポーツ』が29日(日本時間30日)、伝えた。
 
 マーリンズは昨オフから「チーム再建」の最中で、多数の主力選手を放出して若手有望株を獲得するトレードを繰り返している。2015年から正捕手を務めるリアルミュートも活躍の場を求め、自身のトレードを志願した。
 
 だが昨オフにトレードは実現せず。リアルミュートは今季も打率.277、21本塁打、74打点と好成績を残したが、チームは63勝98敗でナショナル・リーグ東地区最下位に沈んだ。今年も代理人を通じてトレードを志願したことで、捕手を補強したい各チームが注目している。
 
 複数球団に獲得の噂が流れたリアルミュートだが、現状有力となっているのがヤンキース、アストロズ、ドジャースの3球団のようだ。
 
 ヤンキースは昨季33本塁打とブレイクした若手のゲイリー・サンチェス捕手がいるが、今季は故障によりパフォーマンスが低下。89試合の出場で、18本塁打を放つも、打率は.186に沈んだ。マーリンズはヤンキースとのトレードの場合、リアルミュートを放出し、サンチェスに若手を合わせた複数人を補強すると見られている。ヤンキースOBのデレク・ジーター氏がCEOを務めていることも、この2球団でのトレード成立の可能性が高い要因だということだ。
 
 アストロズも移籍先の候補だ。今季獲得したマーティン・マルドナード捕手がフリーエージェント(FA)。年俸は高騰必至で、FAとなるまであと2年あるリアルミュートをトレードで獲得する可能性は十分にある。
 
 交換相手としては、21歳の若手有望株カイル・タッカー外野手が候補に挙がっている。ただし、アストロズは最高評価の有望株フォレスト・ウィットレー投手を放出するつもりはないと見られる。条件面で折り合いがつかなければ、マーリンズは無理をしてトレードに乗り出すことはなさそうだ。
 
 ロサンゼルス・ドジャースも捕手の補強が急務だ。レギュラーのヤズマニ・グランダル捕手がFAで流出濃厚。複数の捕手を候補に入れて調査しているが、強打の捕手は魅力的だ。2年連続でワールドシリーズ進出を果たしながら敗退している強豪は、来季こそ世界一が至上命題。リアルミュートを獲得して勝負をかける可能性は十分にある。
 
 多数の噂が流れるリアルミュートの去就。正捕手の固定は強いチーム作りには必須条件で、大掛かりなトレードが行われる可能性もありそうだ。



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