「ニュース」になる男、イチローの配慮とプロフェッショナリズム
イチローの一挙一動が日本ではニュースになる。アメリカのメディアは、そんなイチローを追いかける日本メディアをどう見ているのだろうか? 地元紙『MIAMI HERALD』が特集を組んでいる。
2015/05/05
Getty Images
メディアの出入りが自由なメジャーのクラブハウス
イチローも語る、日米での大きな違いの1つがメディアに開放的なクラブハウスだ。日本ではクラブハウスは選手だけの空間だが、アメリカでは時間制限はあるものの、その時間帯、メディアの出入りは自由である。選手の下着姿に直面することも少なくない。それだけ選手とメディアの関係性はお互いのプロフェッショナリズムを尊重したものになる。
レドモンド監督もイチローのプロフェッショナリズムを賞賛した。
‘It’s definitely unique, but he’s used to it. It’s a lot to be under the microscope all the time.”
「非常にユニークな環境だが、彼は(メディアの多さに)慣れている。常に一挙一動が見られているのは大変なことだ」
移動が多く、多忙なスケジュールでも知られるメジャーリーグ。だがそれは選手を取材するメディアにとっても同じ。月に数えきれるほどしか息子の顔を見られず、荷物を抱え街から街へ移動する。それでもイチローを取材することは「ドリームジョブ(夢の仕事)」と記者は語る。常に野球の歴史の一部を取材し、イチローの活躍のニュースを通じて日本の国民に、喜びとエネルギーを与えるのだ。
出典:Inquiring Japanese Minds want to know everything about Ichiro By MICHELLE KAUFMAN in MIAMI HERALD on May 2 2015
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