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ドジャースからFAのマチャド、今週中にも移籍先決断か ヤンキース、フィリーズと交渉本格化へ

2018/12/17

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 ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっているマニー・マチャド内野手が今週、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズと改めて交渉を行う模様だ。今オフのFA市場の目玉がついに決断を下すかもしれない。公式サイト『MLB.com』が16日(日本時間17日)、伝えた。
 
 マチャドは2012年、ボルティモア・オリオールズでメジャーデビュー。長打力と強肩が武器の遊撃手・三塁手として活躍した。今季途中、ロサンゼルス・ドジャースに移籍し、チームの2年連続のワールドシリーズ進出に貢献した。ポストシーズンでは怠慢走塁や悪質なプレーもあったものの、十分な活躍を見せ、FAとなった今オフは最大級の注目を集めている。
 
 ヤンキースは今オフ、正遊撃手のディディ・グレゴリウス内野手がトミー・ジョン手術。来季は長期離脱が確実となっており、遊撃手を新たに獲得する可能性が高い。高額の契約が見込まれるマチャドだが、十分な資金力を誇るヤンキースが獲得するとの噂は長期にわたって囁かれていた。
 
 一方で、否定的な意見も多く見られるのが事実。ジョー・ジラルディ元監督が「他に良い選択肢がある」と発言するなど、マチャドの性格上の問題を指摘する声もあがっていた。また、地元紙『ニューヨーク・ポスト』も「10年3億ドル(約330億円)の価値はない」と否定的な見方。ブライアン・キャッシュマンGM、アーロン・ブーン監督からも、後ろ向きな発言が目立った。
 
 さらには、ヤンキースが、サンディエゴ・パドレスからFAとなっているフレディ・ギャルビス内野手の獲得に興味を示しているとの報道も。トロント・ブルージェイズからリリース(解雇)となったトロイ・トロウィツキー内野手の存在もあり、マチャド獲得の可能性は低くなったと見られていた。
 
 他の獲得候補はフィリーズ。今オフ、巨額の資金を投じて大型補強に動くことを明言している。すでにシアトル・マリナーズからトレードでホアン・ニカシオ投手、ジェームス・パゾス投手、ジーン・セグーラ内野手を獲得。さらに、元ヤンキースのアンドリュー・マカッチェン外野手の加入も決まっている。
 
 フィリーズはさらに補強を進める予定で、三塁手としてのマチャド獲得の可能性は十分に残されている。ワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手の獲得も視野に入れているフィリーズだが、いずれも超高額な契約が見込まれる。そのため、マチャドかハーパーいずれかの獲得になると見られ、駆け引きが白熱する可能性が高い。
 
 “悪童”マチャドはどの球団で世界一を目指すのだろうか。リーグの勢力図を一変させかねない大型内野手の行く先に注目必至だ。



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