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元ヤンキース・ストットルマイヤー氏が死去 松井氏入団時の投手コーチ、伊良部氏の指導も

2019/01/15

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 ニューヨーク・ヤンキースなどで投手コーチを務めたメル・ストットルマイヤー氏が13日(日本時間14日)、約20年間の闘病の末、がんのため死去した。77歳だった。14日(同15日)、米メディア『ESPN』社が報じた。
 
 ストットルマイヤー氏の妻・ジーンさんは、米国紙『ニューヨーク・タイムズ』で、血液がんの一種である多発性骨髄腫の合併症により亡くなったと語っている。
 
 ストットルマイヤー氏は、1961年にヤンキースに入団。64年にメジャーデビューを果たすと同年9勝を挙げた。11年間で5度のオールスター出場を果たし、20勝以上を3度マークした。通算成績は、360試合に登板し、164勝139敗、1257奪三振、防御率2.97だった。また、打撃でも、通算7本塁打をマークし、満塁弾や1試合5安打も記録したという。
 
 引退後は、シアトル・マリナーズでのスカウトを経て、1984年からは、ニューヨーク・メッツで投手コーチを務めた。また、ヒューストン・アストロズで2年間、ヤンキースで10年間投手コーチを歴任。当時のヤンキースには伊良部秀輝氏、松井秀喜氏が在籍し、4度の世界一を経験した。また、2008年にはマリナーズでも投手コーチを務めた。
 
 ストットルマイヤー氏は2015年に、ヤンキー・スタジアムのモニュメントパークに額を飾るセレモニーが行われたときには、「本日、このスタジアムで私より幸せなものはいないだろう」と喜びのコメントをした。
 
 ヤンキースのスタインブレナー・オーナーは球団の公式ツイッターで「メルは幅広い世代に愛されていた。モニュメントパークにある彼の額は、彼の残したものの重要性を永遠に祝福するでしょう。私たちは彼の妻・ジーン、そして家族に深い哀悼の意を表します」とストットルマイヤー氏の笑顔の写真を添えてコメントした。



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