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マリナーズ・菊池雄星、次回登板を回避 指揮官が明言「精神的にも肉体的にも“再編成”」

2019/06/02

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「ショートスタート」後6試合で防御率4.32

 シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が、次回登板を回避することがわかった。米公式サイト『MLB.com』が1日(日本時間2日)、伝えている。
 
 菊池は5月30日(同31日)の登板で2本の本塁打を浴びるなど3回1/3を10安打6失点と打ち込まれ今季3敗目を喫していた。
 
 同サイトによれば、マリナーズのスコット・サービス監督が「1イニング限定での登板ではなく、完全な休養を与える」と明言し、ローテーションを“スキップ”させる考えを示したという。
 
 菊池はシーズン開幕から6試合を投げた後、4月26日(同27日)に1イニング限定で先発するという「ショートスタート」を経験。その後は再び通常のローテーションを回っていたが、ここ6試合で2勝2敗、計33回1/3を投げて防御率4.32としていた。
 
 今回はショートスタートではなく完全な登板回避。その思惑としてサービス監督は「精神的にも肉体的にも“再編成”される」と説明した。ショートスタートでは拭いきれなかった感のある疲労を、“完全オフ”という形で取り除こうという考えがあるようだ。
 
 「我々が彼と契約した時の目標は、シーズンを通じて成功し、彼がずっと強くあり続けること」。指揮官がそう語るように、チームが菊池とともに長く成長していくため、あらゆる方法を取ってメジャーへの適応を支えていく。