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カブスVSカージナルス、20年6月に英国ロンドンで公式戦開催「興奮する」「子どもたちに興味を」

2019/06/08

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今月末にはレッドソックスVSヤンキース

 ダルビッシュ有投手が所属するシカゴ・カブスと、同じナショナル・リーグ中地区のライバルであるセントルイス・カージナルスが、来年2020年6月13日(日本時間14日)から2日間にわたって英国・ロンドンで2試合の公式戦を開催することが分かった。米公式サイト『MLB.com』が7日(同8日)に伝えている。
 
 MLBは今年6月29日(同30日)から2日間、同地にてボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースによるライバル対決を開催することが決定している。そして早くも来季、ナショナル・リーグの人気チームによる対決がロンドンで開催されることが決まった。
 
 同サイトによると、カージナルスのウィリアム・デウィットCEOは「ロンドン・シリーズの開催に興奮しているよ。光栄なことだ。ロンドンの熱狂的なスポーツファンがMLBの試合を愛することは疑いようがない。そして海外で新しいカージナルスファンを作ることを楽しみにしている」と喜びのコメントを残している。
 
 また、カージナルスのポール・ゴールドシュミット内野手も「我々がカブスと対戦する時は常にエキサイティングな試合になる。頻繁に見る機会がない人に対して目の前で見てもらうのは素晴らしいことだ」と決定を喜んだ。
 
 一方、カブスのオーナーであるトム・リケッツ氏も異国の地でライバルと戦うことを歓迎。「カブスとカージナルスの対決は、スポーツの中で最高のカードの1つだ。ロンドンの野球ファンにとって素晴らしいものになるだろう」と話しており、過去にチェコやドイツなど多くの国で野球教室に参加しているジョー・マッドン監督も「子どもたちに興味を持ってもらう必要がある」と、1年以上先に控えるビッグイベントに心を躍らせている。
 
 MLBの国際的な動きは着実に広まっている。今季も3月に日本で開催したシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスによる開幕戦をはじめ、4月と5月にはロサンゼルス・エンゼルスなど計4チームがメキシコでの公式戦を戦った。そして現在は野球文化がほとんど浸透していないとされる英国への進出にも積極的だ。MLBでも屈指の名門チームが英国の人々の目に触れることによって、より多くの野球ファンが増えることが期待される。