ドジャース、30球団最速で50勝に到達 球団史上2番目の早さ、前田健太ら先発陣の活躍光る
2019/06/20
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ロサンゼルス・ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのサンフランシスコ・ジャイアンツに9-2で勝利。今季メジャー全球団の中で、最速の50勝に到達した。米公式サイト『MLB.com』が19日(同20日)、伝えている。
今季も猛烈な強さを見せ、ナショナル・リーグ西地区7連覇へ向けて順調に進んでいるドジャース。18日(同19日)にはジャイアンツを相手に9-0で圧勝し、50勝到達に向けてこの日の試合に挑んだ。
ドジャースは初回、クリス・テイラー内野手の6号3ラン本塁打で先制すると、4回までに6-1と大量リード。5回にもテイラーがソロ本塁打を放つと、7回にはコディ・ベリンジャー外野手の24号2ラン本塁打で9-2に。主砲のトドメの一撃で試合を決めた。
投げては、この日先発のリッチ・ヒル投手が初回を無安打、2奪三振と好スタート。しかしこの回をもって負傷交代となってしまう。そこから5投手が継投し、ヒル降板の緊急事態でも9回を2点に抑え込んだ。
この日の勝利でドジャースは今季50勝目。今季はメジャー全球団の中で最速で到達したことになった。同サイトによると、開幕75試合の時点で50勝に到達するのは球団史上2位タイの早さだという。
圧倒的な強さを見せているドジャース。大活躍を見せるベリンジャーに注目が集まるが、それと同様に、先発投手陣が素晴らしい結果を残している。
今季は柳賢振投手が14先発で9勝1敗、防御率1.26と歴史的な快投。そして最強左腕の名をほしいままにしてきたクレイトン・カーショウ投手も12先発で7勝1敗、防御率2.85と好成績を残している。
そして柳とカーショウに続く、前田健太投手、ウォーカー・ビューラー投手もともに7勝&防御率3点台と好調。負傷離脱となってしまったヒルも安定した投球が続いており、メジャー最強といっても過言ではないローテーションが完成している。
カーショウ、ヒルの健康状態に不安があるものの、この調子でシーズンが進めば歴史に名を刻むローテーションとなるかもしれない。ポストシーズン進出は堅いとみられているドジャースだが、先発陣が好調を維持できれば歴史的な勝利ペースも維持できそうだ。