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マリナーズ・菊池雄星、“一発要注意”右の強打者揃うアストロズ戦へ 最強右腕バーランダーと投げ合い

2019/06/29

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久々の「中5日」も前回登板ではQSで4勝目

 シアトル・マリナーズの菊池雄星投手があす29日(日本時間30日)、敵地ミニッツメイド・パークでのヒューストン・アストロズ戦に先発登板する。メジャー最強右腕の1人、ジャスティン・バーランダー投手との投げ合いに注目だ。
 
 菊池はあす中5日でアストロズ戦に登板する。初めて対戦する相手になるが、規定打席超えてチーム唯一の打率3割以上(.314)を誇るマイケル・ブラントリーをはじめ、チーム最多22本塁打のアレックス・ブレグマン内野手、故障から復帰した今季18発の大砲ジョージ・スプリンガー外野手など一発の怖さを持つ強力打線が立ちはだかる。
 
 菊池が中5日で先発登板するのは、4月26日(同27日)に「ショートスタート」として1イニングのみの投球にとどまった試合も含めて4試合目。最近3登板はいずれも中4日で回っており、中5日は5月25日(同26日)以来6試合ぶりだ。ちなみに5月25日の登板では3回1/3、74球(ストライク45球)を投げて被安打10、与四球1、奪三振1、失点6と崩れている。
 
 今季は本拠地Tモバイルパークでは8登板で2勝2敗、防御率5.49。一方、敵地での9試合では2勝2敗で防御率4.79と勝敗での差はない。差があるのは被本塁打数だ。本拠地で11本許しているのに対して、敵地では7本といずれも多い数字だが4本の差がある。
 
 それでも、右の強打者が多いアストロズ。ブレグマン、スプリンガー、ユリ・グリエル内野手、ホセ・アルトゥーベ内野手、タイラー・ホワイト内野手、、ジェイク・マリズニック外野手、ロビンソン・チリーノス捕手はいずれもスタメンに名を連ねる可能性が高い。菊池は今季対右打者の被打率が.289、被本塁打数も14本としているだけに注意は必要だ。
 
 しかし、前回登板のボルティモア・オリオールズ戦では6回94球(ストライク56球)を投げて被安打5、与四球5、奪三振3、失点3の内容で6試合ぶりにクオリティースタート。13安打13得点の味方打線の援護にも助けられながらではあったが、4勝目を挙げたことでアストロズ戦への弾みとなることが期待される。
 
 一方、アストロズはメジャー通算214勝を誇る右腕ジャスティン・バーランダー投手が先発する。今季も早くも10勝を挙げており、防御率2.67と内容も安定。対マリナーズ戦でも通算13勝9敗、防御率3.27と相性の良さがあるだけに、菊地にとってもマリナーズにとっても手強い相手になることは間違いない。