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好調ジャイアンツをけん引する青木とパガーン 球宴投票でしのぎを削る同僚対決

ジャイアンツの外野手、青木とパガーンはともに好守のバランスに優れ球宴投票でも上位に付けている。あえて優劣を付けるなら、現在のところ青木が一歩リードと言うべきだろう。

2015/06/02

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攻守のバランスが優れている青木とバガーン

 7月14日にシンシナティのグレートアメリカン・ボールパークで開催される第86回MLBオールスターゲームのファン投票は、4月29日に始まり7月2日に締め切られる。

 今回からオンラインのみに統一された投票のナリーグの外野手部門で、5月27日現在2人のジャイアンツ選手が上位に付けている。4位の青木宣親(441,407票)と5位のエンジェル・パガーン(413,843票)だ。ともに、3位のジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の746,926票との差は小さくないが、最終的にどちらかが選手間投票や監督推薦などで選出される可能性は十分ある。

 2人ともスピードに富むコンタクトヒッターだが、『MLB.com』の「球宴候補 あなたならどちらを選ぶ?」シリーズでは「ジャイアンツからは青木?それともパガーン?」と題して以下のように報じられている。

By a narrow margin, the choice here is Aoki. What separates him from Pagan is his production at the top of the order. Aoki, one of the smartest free-agent acquisitions of the winter, has been a superb addition to the World Series champions’ cast in every respect: offensively, defensively and in the clubhouse as yet another positive presence.
わずかな差だが、青木を選ぶべきだろう。パガーンに差を付けているのはリードオフとしての働きだ。青木を獲得したのは、昨年オフのFA市場での最も賢明な選択だった。彼の獲得は世界王者にとって攻撃面や守備面、そしてクラブハウスでの存在感などすべての面で素晴らしい補強だった。

 アメリカで「スラッシュライン」と呼ばれる打撃の三要素である打率、出塁率、長打率においては、青木は.314/.388/.403で、パガーンは.312/.337/.387だ。青木が優勢と言えるだろう。

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