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ドジャース韓国人左腕・柳賢振、防御率タイトルは「サプライズ」 健康維持を心掛け最高のシーズンに

2019/10/14

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キャリアハイに並ぶ14勝、期待掛かるサイ・ヤング賞には謙虚

 ロサンゼルス・ドジャースの韓国人左腕・柳賢振投手が今季を振り返り、自身の身体の状態と防御率のタイトルについて語っている。米メディア『Dodger Blue』が13日(日本時間14日)、伝えた。
 
 柳は今季29試合に登板しキャリアハイに並ぶ14勝(5敗)、182回2/3を投げて与四球24、奪三振163、そしてメジャートップとなる防御率2.32をマークして、チームのナショナル・リーグ西地区7連覇に大きく貢献した。
 
 4月と8月にそれぞれ10日間の負傷者リスト(IL)に入ったものの、先発ローテーションの中心の1人としてクレイトン・カーショウ投手、ウォーカー・ビューラー投手、前田健太投手らとシーズンを戦い抜き、ポストシーズンでもワシントン・ナショナルズとの地区シリーズ第3戦で5回2失点と試合を作り勝利投手となっている。
 
 同サイトによれば、柳は今季について「防御率のタイトルよりも、シーズンに入ってから自分の健康に気を配った。30試合ぐらいに先発することを望んでいたが、それに近い29先発という結果を残せた。防御率のタイトルは自分にとってはサプライズの贈り物だ」と話し、あくまで健康維持に焦点を当てシーズンを過ごしていたことを明かした。
 
 また、サイ・ヤング賞の候補に挙げられる声もあるが、柳は自身で「おそらくジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)になるだろう」とコメント。さらに同サイトは、デーブ・ロバーツ監督が「投票者による、東海岸の球団に所属する選手に対する偏見」がデグロムへの投票に繋がることを心配していると伝えている。
 
 それでも、今季が柳にとってキャリアの中でも最高のシーズンになったことは確実。昨オフにQO(クオリファイングオファー)を受け入れ1年1790万ドル(約20億円)で契約したことから、今オフはフリーエージェント(FA)となるが、同サイトは今季の成績を考慮し「有利な契約に繋げられる」との見解を示した。
 
 柳は今季メジャー6年目で現在32歳。安定感のある投球に、今後さらなる飛躍が期待できると見込まれれば、昨オフ以上の契約が期待できるだろう。FA市場の中のビッグネームの1人として、どの球団が手を挙げることになるのか、大きな注目が集まる。



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