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エンゼルス、新監督として名将マッドン氏と3年契約 長年携わった“ホーム”帰還「2度目の世界一を」

2019/10/17

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GMも興奮「球団にとって素晴らしい資産になる」

 ロサンゼルス・エンゼルスが、今季限りでシカゴ・カブスの監督を退任したジョー・マッドン氏と3年契約を結んだ。米公式サイト『MLB.com』が16日(日本時間17日)、伝えている。
 
 現在65歳のマッドン氏は現役時代、そして打撃インストラクター、コーチといった指導者時代を含め2005年まで計31年間に渡ってエンゼルスに在籍。2002年には、マイク・ソーシア元監督の下でベンチコーチとしてワールドシリーズ制覇に貢献した。
 
 その後、タンパベイ・デビルレイズ(現・レイズ)、カブスの監督を歴任し、巧みな戦略を駆使して計2度の地区優勝、4度のポストシーズン進出に導いた。そしてカブス監督時代の2016年にはワールドシリーズ制覇を成し遂げている。
 
 同サイトによると、エンゼルスのビリー・エプラーGMはマッドン氏の就任に伴い「ジョーが球団に戻ってきて、ファンにエキサイティングな野球を届けられることに興奮しているよ」とコメント。
 
 同監督の資質については、「勝つことに焦点を当て、同時に選手の成長を可能にする文化を築いてきた。ジョーは球団にとって素晴らしい資産になると信じている。彼がチームをワールドシリーズチャンピオンに導くことを楽しみにしている」と話し、大きな期待を膨らませた。
 
 一方、マッドン監督も「“ホーム”に戻って素晴らしい組織を管理すること、これ以上に興奮することはない」とやる気満々。「機会を与えてくれた人々に感謝する」と話し、「(コーチ時代には)幸運にも球団初の世界一の一員になれたので、ファンに2度目の世界一をもたらす機会を楽しみにしている」と早くもワールドシリーズ制覇を目標に掲げている。
 
 エンゼルスは今季72勝90敗(勝率.444)の成績でアメリカン・リーグ西地区4位。シーズン終了後にブラッド・オースマス監督を解任した。来季は大谷翔平選手が「二刀流」としてプレーする予定となっているが、過去に岩村明憲氏、ダルビッシュ有投手らといった日本人選手を率いて指揮官として通算1252勝を誇るマッドン氏の下、チームがどんな“化学反応”を見せるのか注目だ。