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トレードある? 米スポーツサイト、上原浩治は「ナショナルズが8回を任せたい投手」

スポーツサイト『ROTO WORLD』が30球団のクローザーのランキングを掲載した。6月下旬の不調が響き全体17位と厳しい評価に終わった上原浩治だが、夏までに強豪球団にトレードされる可能性も出てきている。

2015/06/26

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1カ月後に迫ったMLBトレード期限

 大型補強と若手の台頭でシーズン前には地区優勝候補と目されていたレッドソックスは、先発投手の不振もありここまでは借金10とまさかの低迷。1カ月後に迫ったトレードデットラインでは売り手に回ることが有力視されている。

 スポーツサイト『Roto World』のブラッド・ジョンソン記者は自身の定期コラム「SAVE & STEAL」で30球団のクローザーランキングを掲載するとともに各球団のセットアッパー事情についても言及。上原にもトレードの可能性があると示唆している。

 ジョンソン記者によるランク分けを見てみよう。

 まず第1グループ(エリート)に選ばれたのはアロルディス・チャップマン(レッズ)、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)、デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)、デリン・ベタンセス(ヤンキース)、クレイグ・キンブレル(パドレス)の5投手だ。

 今季特に圧倒的な成績を残しているのがドジャースのジャンセン。故障離脱でセーブ数こそ10にとどまっているものの、今季ここまで14回2/3を投げて22三振を奪いながらいまだに無四球、防御率0.61、被打率.104と驚異的な数字を残しており、安定感に欠けるドジャースブルペンの大黒柱となっている。

 知名度は他の4人に劣るが信頼度ではNo.1と言っていいだろう。

 一方で今季ここまで苦しんでいるのが最強クローザーの名高いキンブレル。4年連続40S以上、3年連続防御率1点台を記録していたキンブレルは、今季ここまで防御率3.54と低迷。セットアップのホアキム・ベノワ、ブランドン・マウアーの活躍に助けられている。

 第2グループには、レイズのジェイク・マギー&ブラッド・ボックスバーガーコンビ、オリオールズのザック・ブリットン、ここまで防御率0.56と完全復活の兆しを見せるトレーバー・ローゼンタール(カージナルス)、メッツの新鋭ユーリス・ファミリアがランクイン。

 昨年の「マリアーノ・リベラ賞」受賞者であるロイヤルズのグレッグ・ホランドもこのグループで、今季は18回1/3で12四球と制球難に苦しんでいる。本来なら第一グループにいてもおかしくない実力者だけに今後の復調に期待がかかる。

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