データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



ナショナルズの先発右腕シャーザー“屈辱”乗り越え万全 「2度と起きないように」身体づくりを徹底

2020/01/12

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , ,



昨季は世界一貢献も2度の負傷者リスト入り。2年目以降では最少の登板数

 初のチャンピオンリングを手にしたワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザー投手が、今季を万全の状態で迎えられることを明らかにした。米スポーツ専門サイト『ESPN』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 シャーザーはメジャー12年目の昨季、首と背中の負傷で2度の負傷者リスト(IL)入りを経験。メジャー2年目以降では最少となる27試合の登板に留まり、通算2500奪三振を達成したもののレギュラーシーズン11勝7敗に終わった。
 
 チームはポストシーズンを勝ち進み、シャーザー自身3勝も挙げて迎えたワールドシリーズ第5戦の前には負傷箇所を再び痛め先発予定を回避するアクシデントに見舞われたが、驚異的な回復力を見せて3勝3敗で迎えた最終第7戦に登板。5回2失点と試合を作り、エースとしての意地を見せて球団史上初の世界一に貢献した。
 
 同サイトによれば、球団のファンフェスティバルに参加したシャーザーは「ワールドシリーズの2週間後にはキャッチボールできたし、長期的なダメージはないことは分かっていた。MRI検査でもクリアな結果が出ている」とコメント。加えて「私は元気だし、強い。野球ができる状態だよ」と健康な状態であることを強調した。
 
 スプリングトレーニングは来月2月上旬から始まるが、それに向けても「(メニューを)フルに消化できるだろう」とコメント。ファンを前に何事もなかったかのような振る舞いを見せていたという。
 
 しかし、過去3度のサイ・ヤング賞を獲得し、2018年まで10年連続で30試合以上に先発登板してきた35歳のシャーザーにとって、昨年のシーズン2度のIL入りは屈辱的なものだった。今年7月に36歳を迎える右腕は、今季へ向けて「色々なアイディアを得た。2度とこのようなことが起きないように、いくつかの修正を加えた取り組みを行っているよ」と、故障を防ぐ身体づくりに励んでいることを明らかにした。
 
 ナショナルズは、オフにフリーエージェント(FA)となった主砲のアンソニー・レンドーン内野手との再契約は叶わなかったが、ワールドシリーズ最優秀選手(MVP)のスティーブン・ストラスバーグ投手とは7年2億4500万ドル(約267億円)という大型契約をまとめた。
 
 昨季18勝のストラスバーグ、ともに移籍1年目で14勝を挙げたパトリック・コービン投手、11勝のアニバル・サンチェス投手、そしてシャーザーという先発ローテーションは崩れず、今季も先発投手陣はメジャー屈指の戦力。さらにシャーザーが故障なくシーズンを過ごせればさらなる勝利の上積みも可能と考えられるだけに、2年連続世界一も当然視野に入るところだ。




  • 記者募集