MLB主砲の定位置とは?トラウトは「2番」クルーズは「3番」 チーム最多本塁打者を打順別に検証【ア・リーグ編】
2019年はメジャーリーグで史上最も多くの本塁打が生まれたシーズンとなった。その数、6776本。2017年の6105本を671本も上回る驚異的な数字だった。試合の流れを大きく変えうる本塁打は、当然チームの「主砲」が中心となって積み重ねられたが、彼らはそれぞれどの打順で放物線を描き続けたのだろうか。そして、そこに「傾向」はあるのだろうか。今回は前編として「アメリカン・リーグ」をお伝えする。
2020/03/26
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ア・リーグの「主砲」、最多は3番の5人
ア・リーグでは、チーム内最多本塁打を放った「主砲」15人のうち、それぞれの選手が最も多い本塁打を放った打順は「3番」で5人(クルーズ、サンタナ、アブレイユ)。次に多かったのが「4番」と「5番」の3人だった(4番はマルティネス、ソレーア、ボーゲルバック、5番はトーレス、グリチック、ディクソン)。
近年、代表格トラウトのようにメジャーリーグで2番に強打者を置くことが効果的とされる“説”が多く伝わり回っているが、結果として「3番」で大砲が結果を残しているケースが依然として多いことが分かった。
しかし、33本塁打のメドウズを上位打線に置いて得点を狙うレイズのようなチームもあり、スラッガーの打順1つを見てもそれぞれのチームの特徴が表れている。後編のナショナル・リーグではどのような結果になっているだろうか。
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