イチローのシーズン安打記録も永遠に不滅? MLB試合数を162試合から154試合へ検討
MLBのレギュラーシーズン試合数を162試合から154試合へ減らすことをロブ・マンフレッドコミュショナーとトニー・クラーク選手会専務理事が検討しているようだ。全米紙『USA TODAY』では、過酷な日程による選手への負担を減らす一方で経済的な収入減の影響が懸念されると報じている。
2015/07/17
Getty Images
162試合から154試合へ試合数減少を提案
2016年12月に、現在結ばれているCBA(労使協定)の期限が切れる。新たな契約の内容に向けて、ロブ・マンフレッドコミッショナーとトニー・クラーク選手会専務理事を中心に話し合いが行われている。
オールスター期間中に会見があり、そのなかで、レギュラーシーズンの試合数を162試合から154試合へ減らすことを真剣に検討していくと語った。全米紙『USA TODAY』では現在の162試合のスケジュールの過酷さを綴るとともに、試合減少によってMLBに起こる経済的影響の懸念を指摘している。
また記事の冒頭では、試合数を減らすことによって破られることのない記録の例として、バリー・ボンズのHR記録とともに、イチロー選手のシーズン安打記録をあげている。
“It likely would assure that no one would ever break Barry Bonds’ single-season record of 73 home runs. The record 262 hits by Ichiro Suzuki in 2004 probably would stand, and it might be another century before another team wins 116 games.”
「(試合数が減少すれば)バリー・ボンズの73HRのシーズン記録はおそらく確実に破られることはないだろう。そして2004年にイチローが記録した、シーズン262安打もおそらく破られることはなく、再び116勝を記録するチームが出るのは100年後になるかもしれない」