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【MLB】79年ぶりの大記録! 元オリックスのヘスマンがマイナー本塁打記録樹立

元オリックスのマイク・ヘスマンが433本塁打、マイナーリーグの通算本塁打記録を79年ぶりに更新した。ベテランスラッガーの大記録は多くのメディア、そして選手から称賛を受けている。

2015/08/05

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満塁ホームランで更新した記録

 現地3日、元オリックス、現タイガース傘下3Aトレド・マッドヘンズのマイク・ヘスマンがリーハイバレー・アイアンピッグス戦で今シーズン16号、米マイナーリーグの本塁打記録を更新するマイナー通算433本目の本塁打を放った。この大記録をマイナーリーグ公式サイト『MiLB.com』をはじめとする多くのメディアが取り上げている。

When Mike Hessman stepped up to the plate with the bases loaded in the seventh inning Monday, he wasn’t thinking about changing history books. He just wanted to change the scoreboard.
月曜日、7回満塁の場面で打席に入ったマイク・ヘスマンは歴史を塗り替えようとは思っていなかった。彼はただスコアボードを変えたかっただけなのだ。

 2点ビハインドの7回裏1死満塁から打席に入ったヘスマン、3球目のストレートを強振すると打球はスタンドに一直線。レフトスタンド奥のスコアボードを直撃する特大の逆転満塁ホームラン、大記録を最高の形で飾った。

 ヘスマンは1996年ブレーブスにドラフト15位で指名されプロ入り。2年目からマイナーで20本塁打を記録するなどパワーには秀でたものがあったが、打率.250を上回ったのが19年間でたった5回という打撃の粗さがネックとなり20年間のプロ生活中メジャーでの出番はわずか109試合。メジャー初打席で代打アーチ、2008年には12試合で5本塁打と随所に活躍は見せたものの、2010年を最後にメジャー昇格は果たせていない。

 2011年にはNPBオリックス・バファローズでのプレーも経験したが、打率.192と適応できず。目立った活躍は登録名を「兵州男」にして臨んだ大阪夏の陣3連戦での2打席連続3ラン、サヨナラタイムリーぐらいだった。

 メジャーでの出番には恵まれなかったヘスマンだが、マイナーでは19シーズン中13シーズンで20本塁打をマーク、特に2007年には31本塁打,101打点でMVPを獲得するなど常に主砲として活躍してきた。37歳となった今年もリーグ3位の16本塁打を記録するなどパワーは健在だ。

 ヘスマンの前の記録保持者であるバズ・アーレットが432号本塁打を記録したのは1936年のこと。実に79年ぶりとなる記録更新となった。記録達成後の想いをヘスマンは以下のように語っている。

“It was great, [but] glad it’s out of the way. I usually don’t like talking about numbers or chasing these things or anything like that. So to get it done, it’s been great. I’ve had a lot of support from the organization and my teammates, and being able to do it at home, I was glad I was able to do it for the fans.”
素晴らしいことだと思う、だけど何より記録から離れられたことが嬉しいよ。数字について話したり、それを追い続けるのはあまり好きじゃないんだ。だから達成し終えてよかった。(記録達成にあたり)球団、そしてチームメイトにはたくさん助けられた。ホームで達成できたこと、ファンの前で達成できたことはとても嬉しいよ。

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