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クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦、セリーグは阪神3連勝で王手。パリーグは日本ハムがタイに戻す

16日、セパともにクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦が行われ、セリーグは阪神が巨人に快勝。このシリーズ3連勝で日本シリーズ進出へ王手をかけた。一方のパリーグは日本ハムの打線が爆発。史上初のクライマックスシリーズ4試合連続ホームランを打った中田をはじめ、不調だった陽にもホームランが飛び出すなどソフトバンクに大勝。対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。

2014/10/18

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 阪神の2勝1敗で迎えたセリーグのクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦。
 先発はメッセンジャー。今日は巨人が初回に幸先よく先制する。先頭の長野が四球で出塁すると亀井が送って、4番の阿部が変化球を拾ってセンター前にタイムリーを打つ。3回にも亀井のソロホームランが飛び出し、2対0とリードする。

 巨人の先発は杉内。3回まで阪神打線を無安打に抑え、4回のピンチも長野のファインプレーにも助けられ無失点で切り抜ける。

 試合が動いたのは6回。上本がヒットで出塁すると、4番のゴメスがタイムリー。さらに10月は打撃好調な代打・福留のタイムリーでついに阪神が同点に追いつく。

 何としても追加点を与えたくない巨人は、杉内のあとを西村、7回に山口と勝利の方程式を早めに投入する。
 しかし、7回、その山口が先頭の西岡を出塁させると、山口との対戦成績5割の鳥谷が二塁打でチャンスを拡大。そして頼れる4番のゴメスはここで2点タイムリー。阪神が一気に突き放す。

 阪神は8回に登板した松田が二死1,2塁のピンチ。原監督が代打・セペダを送ると和田監督はここで守護神の呉を投入。
 呉は重い外角のストレートでセペダを追い込み、最後はレフトフライに打ち取った。

 9回もそのまま呉が登板。あっさり2死をとると、最後は亀井のセンターへの打球を大和がダイビングキャッチで試合終了。
 阪神がこのシリーズ3連勝を飾り、日本シリーズに王手をかけた。

 巨人は、今季を象徴するかのように打線が低調。投手陣を援護できなかった。

 ソフトバンクの2勝1敗で迎えたパリーグのクライマックスシリーズ第3戦は、日本ハムの打線が初回から大爆発。陽、小谷野のホームランでいきなり4点を先制。2回も陽が二打席連続のホームラン。6回には中田が4試合連続のホームラン。今日日本ハムに飛び出した4本のホームランのうち3本がスリーラン。ホームランでビッグイニングをつくった日本ハム。大量得点に恵まれた先発の吉川は6回を8安打3失点でまとめた。
 
 その後は、カーター、矢貫、武田勝とつなぎ12対4で勝利し、2勝2敗の五分に戻した。

 ソフトバンクは先発の摂津が大誤算。2回でKOとなった。一方の日本ハムは絶不調だった陽が爆発。絶好調の中田、さらに今日は大谷も2安打と、クリーンアップが機能しはじめた。明日以降も、ソフトバンクはこの3番、4番、5番をいかに抑えられるかがカギになりそうだ。