大谷翔平、117球熱投の翌日もスタメン起用 マドン監督は「打ち続けたいと思っているように見える」
2021/09/05
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、テキサス・レンジャーズ戦でキャリアハイの117球を投げ、9勝目を挙げた。ジョー・マドン監督によると、大谷選手には常にオフが必要かどうかを確認しており、二刀流選手大谷は「プレーしたい」と言っていた、と米メディア『Orange County Register』が伝えている。
大谷がメジャーリーグの試合でかつてないほどの球数を投げた翌日、指名打者としてラインアップに戻ってきた。大谷を起用したマドン監督自身も少し驚いていた様子を見せた。
「7回、117球、100マイルのスピードで、打席に立ち、絶えず動いて、今日は本当に身体が痛いはずだが、大谷は迷うことなく指名打者への復帰を希望していた」。マドン監督は、大谷と定期的に連絡を取り合い、大谷がいつ休むべきかを確認している。大谷は、金曜日の夜にフル回転したにもかかわらず、「土曜日にプレーしても問題ない」と監督に伝えていた。
大谷を無理にでも休ませたほうがいいのではないかと聞かれたマドン監督は、「今年は何度かそうしたが、今回はその必要性を感じなかった」と答えた。「大谷はよく動いているし、よく走っている。力学的にも、彼の投球力学の範囲内にとどまっている。攻撃面では、少しボールから離れているかもしれない。中盤の調子を取り戻すために、打ち続けたいと思っているように見える。私の見解では、今はまだ大谷の状態が良いと思うから、介入する理由はないと考えている」。
大谷はこれまで20試合に先発して112イニングを投げ、防御率は2.97を記録した。エンゼルスの135試合中129試合に出場し、528打席に立った。しかし、来週はナ・リーグのサンディエゴ・パドレス戦が控えており、休養のタイミングはここになりそうだ。大谷の次のマウンドは決まっていないが、マドン監督は「中6日か7日、つまり金曜日か土曜日のヒューストンでの試合になるだろう」と話している。