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フィルダー、ソリアーノ、ルイスらも日本球界経由。バーネット、李大浩はMLBで成功をおさめられるか

リーグ優勝の原動力となったヤクルトの守護神バーネット、日本一連覇の立役者の一人、ソフトバンクの主砲李大浩らが今オフのMLB挑戦を表明した。これまでヤンキース等で活躍したアルフォンソ・ソリアーノや、レンジャースの主戦投手コルビー・ルイスら日本球界を経由してMLBで活躍する選手は多い。

2015/11/05

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ベースボールチャンネル編集部



NPBの経験を糧にMLBで飛躍

 今月2日、東京ヤクルトスワローズの守護神、トニー・バーネットがポスティングシステムを利用してのメジャー復帰を表明、翌3日にはソフトバンクの主砲、李大浩が同じく今オフのメジャー挑戦を表明した。
 
 また阪神のクローザー呉昇桓にもメジャー挑戦の可能性が噂されている。
 
 バーネットは来日前のメジャー登板は0、李と呉はともにKBOからNPBへの移籍であり、MLBでの経験はない。
 
 しかしこれまで多くの外国人選手たちが、日本球界を経て、メジャーリーグの舞台で結果を残している。
 (マギーやガリクソンら既に来日前に実績を残していた選手は除く)
 
 代表格としてあげられるのがカープからヤンキースへと移籍したアルフォンソ・ソリアーノ。96年にカープアカデミーから広島に入団したソリアーノは、2年間で退団となると、99年ヤンキースと契約。メジャー2、3年目に2年連続の30-30(30本塁打、30盗塁)を記録し、スター選手の仲間入りを果たす。タイトルこそ02年の盗塁王のみながら、12年連続20本塁打以上など息の長い活躍を見せ、16年のメジャー生活で412本塁打、289盗塁を積み上げた。
 
ソリアーノ(96~97広島、99~14ヤンキース,カブス等)
NPB 9試合 打率.118(17-2) 0本塁打 0打点 0盗塁
MLB復帰以降 1975試合 打率.270(7750-2095) 412本塁打 1159打点 289盗塁
 
 野手として同じく息の長い活躍を見せたのがマット・ステアーズだ。
 95年途中、来日するも中日では結果を残せずそのオフに退団。メジャー復帰後の96年、アスレチックスで頭角を現し、98~99年には2年連続の100打点(99年は38本塁打)も記録するなど大ブレイク。その後も歴代2位タイの12球団を渡り歩き28歳以降で264本塁打を放った。08年、ナリーグチャンピオンシップシリーズ第4戦では8回に劇的な代打勝ち越し2ラン。
 
ステアーズ(95中日、92~93,96~11アスレチックス,フィリーズ等)
NPB 60試合 打率.262(132-33) 6本塁打 23打点 1盗塁
MLB復帰以降 1876試合 打率.263 (5166-1358)265本塁打892打点30盗塁
 
セシル・フィルダー(89阪神、85~88,90~98タイガース,ヤンキース等)
NPB 106試合 打率.302 38本 81打点
MLB移籍以降 1250試合 打率.256 288本塁打 924打点
復帰1年目に51本、132打点で二冠王、3年連続打点王にも輝いた。

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