ソフトバンクが圧倒的な数字。パリーグ6球団、投打の通信簿【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はパリーグ6球団の今シーズンの投打の成績についてだ。
2015/12/04
ホークス一強をどの球団が止めるか
最後に投打の総合力を比較しよう。
リーグの順位表に、投打の総合指標であるPRとBRの結果を並べてみてみる。
ソフトバンクが投打ともに圧倒的だったことがわかる。
日本ハムは打撃は大きくプラスだったが、投手はややマイナス。
ロッテと西武を比べると、戦力では西武のほうが上だった。しかし、終盤の競り合いでロッテに及ばなかった。
オリックスは投手力よりも打撃の不振が大きかった。楽天は投打ともに最下位だった。
今季のパリーグはソフトバンクが投打ともに圧倒的だった。
来季は主軸打者のうち、李大浩、松田宣浩がチームを離れる可能性がある。しかし元首位打者の長谷川勇也をはじめ、選手層は厚い。このオフの戦力補強の結果、来季ソフトバンクと他の球団の差がどこまで縮まるか。どの球団がソフトバンクの一強にストップをかけるのか、注目だ。