悔しさをバネに…「高卒指名漏れ→大卒ドラフト1位」入団を果たした現役選手5人
2022/09/27
産経新聞社
平内龍太
読売ジャイアンツで勝ちパターンの一角として期待されているプロ2年目・平内龍太も、無念のドラフトを糧に成長を遂げた1人だ。
兵庫県の強豪・神戸国際大学付属高校では、下級生時からベンチ入り。甲子園出場経験こそないものの、好投手としてプロ注目の存在となった。しかし無念の指名漏れとなり、亜細亜大学への進学を決める。
大学では1年秋からリーグ戦デビューを果たしたが、その後はけがに悩まされた平内。3年時の3月には右肘のクリーニング手術を受けた。長いリハビリ期間を経て、最高学年の8月に実戦復帰。ドラフトが近づいた秋のリーグ戦では、自己最速の156キロを計測し、上位指名候補として一躍名を上げた。
迎えたドラフト会議では、巨人が1位指名。4年越しにプロ入りの夢を叶えた。プロ1年目はわずか3試合登板、防御率14.40に終わったが、2022年はリリーフとして26日時点で53試合に登板。防御率は4点台だが、重要な場面でも起用されるなど首脳陣からの期待も大きい。