日本シリーズに行けば”優勝”…?プロ野球、今世紀最高の「短期決戦の名将」5人。ポストシーズンに強い監督たち
2022/10/22
産経新聞社
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「SMBC日本シリーズ2024」(横浜スタジアム、みずほPayPayドーム)が、10月26日より開幕。今シーズンの日本一を賭け、横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークスが激突している。ここでは、ポストシーズンに強さを発揮した記憶に新しい監督を紹介する。
工藤公康
【ポストシーズン通算成績】
2015年:7勝1敗(日本一)
2016年:4勝3敗(CSファイナル敗退)
2017年:7勝4敗(日本一)
2018年:10勝3敗1分(日本一)
2019年:10勝1敗(日本一)
2020年:6勝0敗(日本一)
計:44勝12敗1分
勝率:.786
※アドバンテージ除く、CS出場年のみ
現役時代、優勝請負人と呼ばれた工藤氏は、野球評論家として活躍したのち、2015年からソフトバンクの監督に就任。在任7年で6度のAクラス入りを果たした。
リーグ優勝を果たした2015年シーズンは、クライマックスシリーズ(CS)を無傷の3連勝で日本シリーズに進出。日本シリーズではヤクルトを4勝1敗で下し、球団に2年連続日本一をもたらした。翌2016年は在任期間で唯一、CSファイナルステージで敗退するも、2017年からは4年連続で日本シリーズに進出し、いずれも日本一を果たす。4年連続日本一はV9時代の巨人以来2度目の快挙となった。短期決戦では早いイニングでの継投策や、主力の代打起用など勝利に徹した采配がよく見られた。
日本シリーズでは2年連続無敗での日本一を果たすなど2018年第3戦から退任まで12連勝、ポストシーズン全体では2019年ファーストステージ第2戦から16連勝とまさに「短期決戦の鬼」だった。