日本ハムのマーティン、西武のC.C.リー、ヤクルトのルーキ、新外国人投手の有望株は救援投手【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は新外国人(投手編)についてだ。
2016/01/16
Getty Images
ヤクルト、阪神、広島のクローザー候補は新外国人に
次にセリーグだ。
ヤクルトのデイビーズはMLBでは先発投手として43勝。しかしここ5年ではMLBで1試合しか投げていない。ルーキとペレスは救援投手。バーネットの後釜のクローザー候補だが、内容的にはルーキのほうが優秀だ。
阪神はクローザー候補を獲得した。
広島のジャクソンも救援投手で昨年、AAAで14セーブをあげている。へーゲンズは先発、救援両方の経験がある。
中日のハイメはドミニカ共和国出身。100マイル(160km/h)の速球が売りだが、年度ごとの成績が不安定な印象だ。同じくジョーダンは2012年にはMLBアスレチックスでセットアッパーとして39試合で防御率2.77。まずますの実績だ。
DeNAのぺトリックはMLBには昇格していない。しかし低めの変化球で打ち取る技巧派。マイナーでの数字は良い。
傑出した大物選手はいないが、数字から見ると有望なのは、日本ハムのマーティン、西武のC.C.リー、ヤクルトのルーキあたりではないか。いずれも救援投手だ。