まさかの大不振…日本シリーズで「逆シリーズ男」となった5人(5)“短期決戦に弱い”イメージも…
2022/10/27
産経新聞社
プロ野球最新情報
日本のプロ野球は日本シリーズに突入し、まもなく2022年シーズンが幕を閉じる。最後の総決算として行われる日本シリーズは、世間からの注目度が特に高くなる。そのため、レギュラーシーズンで活躍を見せながら、日本シリーズで成績を残せなかった選手も少なくない。そこで今回は、日本シリーズで「逆シリーズ男」となってしまった5人を紹介する。
丸佳浩(2019年)
出身:千葉県
投打:右投左打
身長/体重:177cm/94kg
生年月日:1989年4月11日
ドラフト:2007年高校生ドラフト3巡目
不名誉なことではあるが、「逆シリーズ男」といわれることが多い丸佳浩。とはいえ、全ての日本シリーズで不振に陥ったわけではない。
広島カープが25年ぶりの優勝となった2016年の日本シリーズ、丸は6試合で打率.333という好成績を残した。だが、大谷翔平(現:ロサンゼルス・エンゼルス)やブランドン・レアード(現:千葉ロッテマリーンズ)などの活躍もあり、カープは日本一を逃す。
自己最高の39本塁打をマークした2018年、丸は日本シリーズの舞台に帰ってきた。しかし、同年のシリーズでは打率.160に終わる。翌年からジャイアンツに移籍し、2019年もレギュラーシーズンでは活躍を見せた一方、日本シリーズでは4試合で打率.077、0本塁打、1打点で、ヒットは1本しか打てなかった。
丸の日本シリーズ通算成績は20試合で打率.189・2本塁打。ファンの中には「短期決戦に弱い」という印象を持つ人も多いはずだ。そういった雑音は本人にも届いているというが、雑音は結果で振り払うしかない。再び日本シリーズ出場が叶ったとき、次こそ本領発揮となるだろうか。