大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった選手5人(5)歴代屈指の“頭脳派”

MLB入り熱望も…メジャー移籍が叶わなかった選手5人(5)歴代屈指の“頭脳派”

2022/11/02

text By

photo

産経新聞社



プロ野球 最新情報

 今オフも去就に注目が集まる選手が多くいるが、阪神タイガース・藤浪晋太郎はメジャーリーグ挑戦を希望。球団も容認したとの報道がなされており、新たなメジャーリーガー誕生が現実味を帯びている。一方で、過去にはメジャー挑戦を熱望するも、断念した選手も存在する。そこで今回は、MLB移籍が叶わなかった選手5人を紹介する。

 

 

谷繁元信


出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/81kg
生年月日:1970年12月21日
ドラフト:1988年ドラフト1位
 
 NPB記録となる通算3021試合出場、世界記録となる27年連続本塁打を放った谷繁元信。横浜ベイスターズ(横浜大洋ホエールズ)・中日ドラゴンズで実績を残した名捕手だ。
 
 江の川高から大洋に入団した谷繁は、高卒1年目の1989年から80試合に出場。徐々に経験を積んだ谷繁は、1996年にキャリア唯一の打率3割を達成するなどリーグを代表するキャッチャーとなった。
 
 キャリアを重ねた谷繁は、2001年に海外FA権を行使。メジャーリーグへの移籍も十分に想定されていた。実際、谷繁は入団テストも受けており、サンディエゴ・パドレスから入団オファーがあったと言われている。もし谷繁がメジャーに移籍していれば、日本人キャッチャーでは史上初のメジャーリーガーになっていた。

 

 
 だが、自身が満足できる条件ではなかったこともあり、メジャー移籍を断念。その後は横浜残留も取り沙汰されていたものの、中日に移籍した。中日での14シーズンでは、ゴールデングラブ賞を5回獲得。選手兼任監督も務めるなど、間違いなく一時代を築いたキャッチャーである。



error: Content is protected !!