まさかの育成落ち…巨人、今オフに育成契約となった一軍クラスの5人。支配下登録を外れた選手たち
2022/12/13
産経新聞社
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2022年シーズンは5年ぶりのBクラスに沈んだ読売ジャイアンツ。今オフには、故障をかかえた主力級の選手を含む11人を支配下契約から育成契約へ移行。これ対して日本プロ野球選手会も異論を唱えるなど、育成制度の在り方について様々な議論を呼んでいる。ここでは、今オフにまさかの育成落ちとなった巨人の選手5人を取り上げる。
梶谷隆幸
出身:島根県
投打:右投左打
身長/体重:180cm/90kg
生年月日:1988年8月28日
ドラフト:2006年高校生ドラフト3巡目
「年俸2億円の育成選手」として大きな反響を呼んだのが、横浜DeNAベイスターズからフリーエージェント(FA)で加入した梶谷隆幸だ。
ベイスターズ入団後、しばらくは結果を出せなかった梶谷。しかし、2012年から監督を務めた中畑清が辛抱強く起用し続け、2013年に才能が開花。77試合の出場ながら打率.346・16本塁打という好成績を残した。同年から5年連続2桁本塁打を記録し、2014年には盗塁王(39個)のタイトルを戴冠。故障に苦しむシーズンも多かったが、2020年にはリーグ2位の打率.323、19本塁打をマークした。
確かな実績を残した梶谷は、2020年オフに国内FA権を行使し、読売ジャイアンツへ4年契約で入団。ところが、移籍1年目の2021年はけがの連続となってしまい、10月下旬に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。復帰を目指した今シーズンだったが、今度は5月に左膝内側半月板縫合手術を受け、シーズン全休となった。
年間を通して試合に出場できなかった梶谷は、シーズンオフの契約更改で球団から自由契約、ならびに育成契約の提示を受けた。背水の陣で臨む2023年、まずは支配下復帰を目指すこととなる。