ロッテ・二木、1着のスーツが物語る肉体の変化。「食べて、食べて……」指揮官期待の先発候補に成長【マリーンズファーム通信#13】
千葉ロッテの今季注目投手といえば、プロ3年目の二木康太だ。華奢だった体も、この3年間で大きく変わった。
2016/02/18
千葉ロッテマリーンズ
2016年、順調なスタート
二木は石垣島キャンプ中の2月13日に行われた台湾プロ野球・ラミゴモンキーズとの試合で先発をした。4回を投げて被安打3、無失点。MAX145キロのストレートに角度あるフォークのコンビネーションにより6奪三振。いずれも見逃し三振という結果に伊東勤監督も「非常にいい投球。落ち着いていたし、センスも感じた。一軍の先発で十分にやれる可能性を感じる」と絶賛をした。
客席では鹿児島から駆けつけた両親が観戦。
父はこの日が48歳の誕生日だった。中学、高校とほとんどの試合を生観戦してくれた。そんな父だが昨年のプロ初登板だけはどうしても仕事があり、駆けつけることができなかった。「そういう意味ではプロ初勝利は父のために取っておいたと思うようにしている。今年こそ父の前で勝ちたい」と二木。夢と希望の溢れる20歳。一回り、大きくなった体からは自信がみなぎる。背番号「64」、躍動の時。2016年、新たな伝説が幕を開けようとしている。