”超逸材”がまさか…中日、期待外れに終わったドラフト1位選手5人。今世紀の失敗例に
2024/01/29
産経新聞社
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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった中日ドラゴンズのドラフト1位戦士を紹介する。
前田章宏
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/91kg
生年月日:1983年6月19日
ドラフト:2001年ドラフト1巡目
地元出身のスター候補として期待を受けながら、最後まで一軍定着とならなかった選手が、2001年のドラフト1巡目で指名された前田章宏だ。
中京大中京では強肩強打の触れ込みで、高校球界ナンバーワン捕手と称されていた前田。2001年ドラフト会議では寺原隼人が大きな注目を集めていたが、前田も1位候補に浮上していた。
結果的に寺原の抽選に敗れたこともあり、前田は球団として17年ぶりとなる捕手のドラフト1位指名を受けた。
ルーキーイヤーの1軍出場は果たせなかったものの、2003年にプロ初出場。その後の活躍が期待された一方、谷繁元信という絶対的な存在もあり、前田の存在感は年々薄くなっていった。
そして、2013年に戦力外通告を受け現役生活にピリオドを打った。
現役引退後はファームのバッテリーコーチに就任し、若手の育成にも務めた前田。人望の厚さはチームでも随一だった。