オリックス・バファローズ、2016年補強診断。カギ握る新外国人と昨年の補強組。柱となる生え抜きの台頭なるか
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は？今回はオリックス・バファローズだ。
2016/03/16
投手の課題は先発3番手以降の安定感
投手はエース金子千尋が2月の練習試合から実戦でしっかりと調整している。ファンにとっても何よりの安心材料ではないだろうか。開幕投手も当確だ。
先発陣ではもうひとつの柱である西勇輝も侍ジャパンの強化試合も含めて順調だ。課題は先発3番手以降の安定感か。開幕ローテーションにさらにドラフト2位の近藤大亮が入るが、先日の西武戦で8失点を喫したブランドン・ディクソンをはじめ東明大貴、山﨑福也、近藤一樹らがしっかりと結果を残せるかがチームの命運を左右するだろう。
また昨年崩壊したリリーフ陣も、手術を受けた比嘉幹貴は時間がかかるが岸田護、平野佳寿はここまで順調に来ている。オープン戦でやや佐藤達也と海田智行が打ち込まれているのは気がかりだが、ここに新外国人のエリック・コーディエと、現在二軍で調整している塚原頌平も控えており、選手はそろっている。
福良監督、田口壮二軍監督という新体制になった今年のオリックス。昨年怪我人に泣かされたことを踏まえて、コンディショニング部門を一新。トレーナーの人数も増員し、トレーナー毎に担当選手を振り分けるといった改革を行っている。また外国人に関しても獲得前にメディカルチェックを行ったため怪我の心配がない状態で獲得できている。一軍と二軍が一体になって動きだした2016年のオリックス。昨年の雪辱となるか。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1 (指) 糸井嘉男
2 (二) 西野真弘
3 (中) ブライアン・ボグセビック
4 (三) ブレント・モレル
5 (遊) 中島宏之
6 (一) 小谷野栄一
7 (左) Ｔ-岡田
8 (右) 宮崎祐樹
9 (捕) 伊藤光
ベストオーダー
打順 守備位置 選手
1 (右) 駿太
2 (二) 西野真弘
3 (指) 糸井嘉男
4 (三) ブレント・モレル
5 (中) ブライアン・ボグセビック
6 (遊) 中島宏之
7 (一) Ｔ-岡田
8 (左) 吉田正尚
9 (捕) 伊藤光
開幕ローテーション
1 金子千尋
2 ブランドン・ディクソン
3 山崎福也
4 西勇輝
5 東明大貴
6 近藤大亮（近藤 一樹）
抑 エリック・コーディエ
ベストローテーション
1 金子千尋
2 ブランドン・ディクソン
3 山崎福也
4 西勇輝
5 東明大貴
6 近藤大亮
抑 平野佳寿