北海道日本ハムファイターズ、2016年戦力診断。育成主義は一貫、若手の成長こそ最大の補強に
ベースボールチャンネルでは、2016年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は？今回は北海道日本ハムファイターズだ。
2016/03/19
戦力の評価
他球団からの補強はコーチ補佐兼任の米野だけ。選手層は決して厚くないが、育成主義を貫くファイターズにとっては若手の成長こそが最大の補強となる。
今季も2位加藤貴之(新日鉄住金かずさ)、3位井口和朋(東農大北海道)、6位横尾俊建（慶應大）の新人トリオには早い段階で出番が与えられそうだ。
李大浩を思わせる打撃を見せ、一、二、三塁の守備をこなす横尾は、早くも「オニギリくん」のニックネームが定着。札幌ドームの人気者になるかもしれない。
総合力評価
世代交代が順調に進み、エースの大谷もチェンジアップをマスターするなど進化の真っ只中。3年目の高梨裕稔や、2年目の有原にも飛躍の予感が……。
このように好材料には事欠かないファイターズだが、不安材料も当然ある。それは救援陣。長くブルペンを支えてきた宮西と石井が、故障のため出遅れている点だ。中継ぎ左腕は元々不足しており、栗山監督も苦しいやりくりを強いられそうだ。
開幕オーダー
打順 守備位置 選手
1 (中) 陽岱鋼
2 (左) 西川遥輝
3 (二) 田中賢介
4 (一) 中田翔
5 (右) 近藤健介
6 (三) ブランドン・レアード
7 (指) 石川慎吾
8 (捕) 大野奨太
9 (遊) 中島卓也
ベストオーダー
打順 守備位置 選手
1 (左) 西川遥輝
2 (二) 田中賢介
3 (指) 大谷翔平
4 (一) 中田翔
5 (中) 陽岱鋼
6 (右) 近藤健介
7 (三) ブランドン・レアード
8 (捕) 大野奨太
9 (遊) 中島卓也
※大谷が野手として出場する場合
開幕ローテーション
1 大谷翔平
2 吉川光夫
3 ルイス・メンドーサ
4 有原航平
5 アンソニー・バース
6 高梨裕稔
抑 増井浩俊
※ベストローテーションも同じ