これぞ禁断の移籍!? プロ野球、巨人&阪神でプレーした6人。2つの伝統球団に所属した選手たち
2023/08/08
産経新聞社
小林繁
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/68kg
・生年月日:1952年11月14日
・経歴:由良育英高 – 神戸大丸
・ドラフト:1971年ドラフト6位
「空白の1日」騒動を起こした江川卓とのトレードで阪神タイガースへ移籍となった小林繁。トレード移籍後は“巨人キラー”として古巣に牙を剝いた。
1971年ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団した小林。プロ2年目に一軍へ定着すると、1977年には42試合(216回1/3)を投げ、18勝8敗7セーブ、防御率2.92と圧巻の成績を残し、沢村賞とベストナインに輝いた。
翌1978年も13勝を挙げる活躍を見せたが、江川との電撃トレードでまさかの阪神移籍となった。
阪神加入初年度は、巨人相手に8連勝を記録するなど、22勝9敗、防御率2.89と傑出した数字。同年は最多勝に加え、2度目の沢村賞とベストナインを獲得した。
その後もエースとして活躍を続け、巨人時代から8年連続2桁勝利を記録。1983年も13勝を挙げていたが、同年限りで現役引退を表明した。
巨人、阪神の2球団でエースとなり、通算139勝を記録。多くの実績を残した。