“甲子園のヒーロー”でも…プロ野球の世界では苦しむ主役6人。高校野球で輝いた現役選手たち
2023/08/19
産経新聞社
平沢大河
出身校:仙台育英(宮城)
投打:右投左打
身長/体重:176cm/80kg
生年月日:1997年12月24日
ドラフト:2015年ドラフト1位
千葉ロッテマリーンズに入団し、今シーズンで高卒8年目を迎えた平沢大河。まさに崖っぷちに立たされている選手の一人だ。
名門校の仙台育英で、1年秋からショートのレギュラーを獲得。一発を期待できるパンチ力、精度の高いスローイングなど全ての面で高いスキルを有していた平沢は、高校最後の夏に甲子園で躍動。
甲子園決勝まで駒を進めると、優勝は逃したが6試合で3本塁打を放った。左バッターが左ピッチャーから3本の本塁打を放ったのは、史上初の快挙だった。
地元球団の東北楽天ゴールデンイーグルスと千葉ロッテマリーンズの競合の末、ロッテに入団。高卒1年目から1軍でも出場機会を得た。
一方で、プロ初ヒットを放つまでに24打席を要するなど、出場機会を与えられながら苦しいシーズンを過ごしていた。
2018年こそ112試合に出場したが、翌年以降は年々出場機会を減らし、今季はここまで一軍出場なし。ファームでも打率2割台前半と後がない状況となってしまっている。
【了】