遺恨のきっかけに…プロ野球、“死球王”といえる現役選手6人。デッドボールの多い好打者たち
2023/09/25
産経新聞社
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プロ野球の世界では、死球を受けやすい選手が存在する。デッドボールは出塁できる半面、当たる箇所によっては骨折などの大きなけがに繋がるリスクもあるため、極力避けたいところだろう。そこで今回は、ここまでのキャリアで多くの死球を受けている現役選手をピックアップしたい。
青木宣親(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:175cm/80kg
・生年月日:1982年1月5日
・経歴:日向高 – 早稲田大
・ドラフト:2003年ドラフト4巡目
NPB史上唯一となる2度のシーズン200安打を達成するなど、多くの安打を積み重ねてきた青木宣親。その一方で、現役選手では通算2位となる死球を受けている。
2003年ドラフト4巡目でヤクルトスワローズに入団した青木。プロ2年目には144試合出場、打率.344、202安打、29盗塁の好成績で首位打者、最多安打に加え、新人王に輝いた。
その後も第一線で活躍を続け、首位打者3回、最多安打2回の実績を引っ提げ、2012年からメジャーリーグに挑戦した。
MLBでもレギュラーとして活躍し、6年間で774安打を記録。安定した成績を残したが、サンフランシスコ・ジャイアンツ時代の2015年には頭部死球で離脱。その後も脳震盪のような症状が続くなど、後遺症に苦しんだ時期もあった。
2018年に古巣・ヤクルトに復帰。NPB復帰初年度は137試合出場で打率.327、10本塁打、67打点の好成績をマーク。一方で、同年はリーグ最多の19死球を受け、2021年にもリーグ最多死球(10個)を記録した。
今季は通算7度目の危険球を受け、自身が持つ最多記録を更新。踏み込んでいく打撃フォームゆえ、ここまで多くの死球を受けている。