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海外賭博に揺れた林昌勇、年俸を全額寄付。韓国の古巣チームで再出発

14年オフにマカオで海外賭博をし、サムソンライオンズを解雇されていた林昌勇が今季も現役を続けることが可能になった。その移籍先はプロ生活をスタートさせた古巣だ。

2016/03/29

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Getty Images



18年ぶりに故郷の古巣へ

 昨年、韓国で発覚したサムソンライオンズの選手達による海外賭博問題。調査を進める
と林昌勇(元ヤクルト)も関与していたことが発覚し、球団から解雇された。その後は韓国
野球委員会(KBO)から16年シーズンにおいて全試合の半分に相当する72試合の出場停止と
罰金500万ウォンが命じられていた。年末にはファンにむけて謝罪をし、家に閉じこもっ
ているという情報が流れていた。
 
 現役続行か、引退か。この二択で悩んでいたところ、林に手を差し伸べる球団が現れた
獲得に手を挙げたのはKIAタイガース。本拠地としている光州(クァンジュ)は彼の故郷で
あり、古巣でもある。今回の入団について韓国メディア『OSEN』では次のように報じてい
る。
 
「27日夜に林昌勇は年俸3億ウォンで契約に合意した。彼は全額寄付する意向を固めてい
る。今後の球界発展のために役立ててほしいという気持ちからだろう」
 
 現地では以前からどこの球団が交渉に乗り出すのか注目されていた。昨年は33セーブを
挙げてタイトルを獲得をしており、力は衰えていないという見方が多かった。実力だけを
みればどこの球団も欲しがるところだが、賭博の影響で悪いイメージがある彼を敬遠して
いた。結果的に故郷の球団で18年ぶりにプレーすることが決まった。

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