まさかの放出に…プロ野球、無償トレードを経験した6人。“代償なし”で他球団へ移籍した選手たち
2023/12/15
産経新聞社
山田大樹
出身:茨城県
投打:左投左打
身長/体重:189cm/99kg
生年月日:1988年7月30日
ドラフト:2006年育成選手ドラフト1巡目
一時は福岡ソフトバンクホークスの左腕エースになる可能性を秘めていた山田大樹。残念ながら、息の長い活躍とはならなかった。
つくば秀英高校の絶対的エースとして君臨し、1試合で23奪三振という偉業も成し遂げた山田は、2006年育成ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。
2010年に念願の支配下契約を勝ち取り、翌2011年には先発ローテーションとして活躍を見せると、パ・リーグの育成出身投手として初めて、日本シリーズでの勝利投手に。
翌2012年には規定投球回に到達し、24試合(148回2/3)を投げ、8勝10敗、防御率2.78をマーク。しかし、2013年からは登板機会が激減し、2017年オフに無償トレードで東京ヤクルトスワローズに移籍した。
新天地で再起を図った山田。加入初年度は勝ち星を挙げることが出来なかったが、2019年シーズン後半からは先発ローテーションを守り、5勝を挙げる活躍を見せた。
しかし、翌2020年は一軍で2試合のみの先発登板にとどまり、同年オフに現役引退を表明した。