まさかの放出に…プロ野球、無償トレードを経験した6人。“代償なし”で他球団へ移籍した選手たち
2023/12/15
産経新聞社
長野久義
出身:佐賀県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1984年12月6日
ドラフト:2009年ドラフト1位
2度の入団拒否を経て読売ジャイアンツに入団したものの、人的補償として一度はチームを去った選手が長野久義だ。
日本大学で活躍した長野は、2006年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから指名されたが入団せず。Honda時代の2008年には千葉ロッテマリーンズから指名されるも、再び入団拒否。翌2009年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。
ルーキーイヤーからヒットを量産し、新人王を受賞する活躍を見せると、その後も上位打線を任されて位打者、最多安打などのタイトルを獲得。巨人打線に欠かせない存在となった。
しかし、2018年は入団後初めて規定打席未到達に終わると、丸佳浩の移籍による人的補償で広島東洋カープに移籍した。
2020年には95試合に出場し、打率.285(規定未満)、10本塁打を放つなど存在感を示していたが、徐々に出場機会が減少。広島側の配慮から、2022年オフに無償トレードで巨人へ戻る形となった。
復帰初年度となった今季は、75試合出場で打率.259(規定未満)、6本塁打とまずまずの数字。来季以降もベテランらしい働きで、チームを支えていく。
【了】