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オリックス、T-岡田「結果を出すしかない」。チーム浮上へ主砲の決意【どら増田のオリ熱コラム #72】

オリックス浮上なるか。最下位に低迷するも、ここに来てようやく主砲が復調傾向だ。

2016/05/04

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開幕13戦本塁打なしの不名誉記録。打撃不振で二軍落ちも

「打ったのはカットボール!完璧です」

 5月1日の楽天戦で今シーズン第1号となるホームランを放ったT-岡田は、自ら「完璧」という言葉を談話に使った。バックスクリーン横に放たれた打球を見ていた誰もがT-岡田らしいホームランだと思ったのではないだろうか。今年もここまで最下位に低迷しているオリックスファンのうっ憤を晴らすような一発。京セラドームの場内は拍手がしばらく鳴りやまなかった。

 今季のオリックスは開幕から13戦本塁打なしという、2リーグ制になってから最長の不名誉な記録を更新した。この間の成績は3勝10敗。先発投手陣が軒並み不調で、追いついてもその後リリーフ陣が打ち込まれ、スタートダッシュに失敗した。

 中でもシーズン前から打線のキーマンの一人として挙げられたT-岡田の状態は、開幕してから一向に上がってこなかった。極度の打撃不振により、4月4日に一軍登録抹消。ファームでは田口壮二軍監督の指導のもと、スイング時の上半身と下半身のズレを修正することに注力したという。

 一時的に合流(登録はされなかった)した24日のQVCマリンでの練習後には「登録抹消された頃の状態は酷かったんですけど、今は状態がすごく良くなってます。こうして呼んでいただけたので、登録された時にはチームの役に立つように頑張りたい」と笑顔で語っていた。田口二軍監督も含めて首脳陣はさらに万全な状態で岡田を昇格させたかったようだが、ルーキー吉田正尚の離脱もあり、29日の楽天戦で一軍に復帰を果たした。

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