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由伸巨人、得点力不足の要因――4番ギャレットと8番小林に何を期待するか【死亡遊戯コラム】

今季巨人の4番を任されているギャレット。鳴り物入りで入団した助っ人だが、期待通りの結果とは言いがたい。また今季正捕手の小林もディフェンス面で評価される一方、打撃に苦しんでいる。

2016/05/20

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4番として厳しい数字

2016年の巨人軍も4番打者で苦しんでいる。

昨季は一塁コンバートした阿部慎之助が故障と不振に苦しみ日替わりオーダー。
原前監督は大田泰示や中井大介といった意外な選手を4番起用するも、貧打の起爆剤とはならずV4を逃した。
対照的に由伸監督は基本スタメンを固定。
新助っ人のギャレットも自身40試合すべてが「4番一塁」での先発出場だ。
シーズンの約3分の1が終わり、打率.220 7本塁打 21打点 OPS.739という成績。
メジャー通算122本塁打、推定年俸3億円の大砲としては物足りない数字が並ぶ。
得点圏打率.128とチャンスにも弱く、好調な3番坂本勇人がチャンスメイクをしても4番で流れが切れてしまっている。
ナイスガイと周囲の評判もいい好人物だが、プロ野球選手に必要なのは人格よりも結果だ。
話題になるのは意外に多い四球数19と戦前の予想通りの拙守では、新生巨人の「4番打者」としてあまりに寂しい。

今、セリーグ各チームにはそれぞれ外国人選手のスラッガーが顔を揃える。

エルドレット(広島)打率.358 12本 27打点 OPS.1.079
ゴメス(阪神)打率.280 11本 37打点 OPS.887
ビシエド(中日)打率.319 13本 34打点 OPS.1.032
バレンティン(ヤクルト)打率.295 12本 34打点 OPS.966
ロペス(DeNA)打率.222 9本 26打点 OPS.706

打撃タイトル争いはほとんど彼らを中心に回っていると言っても過言ではないだろう。
首位をキープしながらもリーグ最低の139得点と今季も貧打に苦しむ巨人。
高橋由伸は引退し、阿部慎之助やアンダーソンも故障で2軍調整中、現状では左の長距離砲はギャレット以外にいない。
だから、由伸監督も辛抱強くメジャー122発男が日本の野球に適応するのをじっと待っているように見える。

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