新井監督の“構想外”…?広島、戦力外候補となりそうな6人。来季の契約が危ぶまれる選手たち
2024/10/14
産経新聞社
中村奨成
投打:右投右打
身長/体重:181cm/84kg
生年月日:1999年6月6日
経歴:広陵高
ドラフト:2017年ドラフト1位
夏の甲子園で衝撃的な活躍を見せてから7年、プロでは伸び悩んでいる中村奨成。今シーズンもブレイクには至らなかった。
広陵高で正捕手の座を掴み取り、高校最後の夏は甲子園で大活躍。1大会の最多記録となる6本塁打を放つなど、数々の記録を打ち立てた。
ドラフト会議の歴史でも初となる高校生捕手の競合の末、広島東洋カープにドラフト1位で入団した中村奨。“打てる捕手”として将来を嘱望された。
プロ4年目には一軍で39試合に出場し、打率.283、2本塁打、5打点、3盗塁をマーク。今後の飛躍が期待できるような成績を残した。
しかし、一軍の壁は厚く、2022年以降は打率1割台で終えるシーズンとなっている。外野手登録となった今季は、一皮剥けた姿を見せたかったが、思うようにはいかなかった。
8月に行われたDeNAとの3連戦では計5安打を記録するなどアピールしたが、その勢いを持続できず、30試合の出場で打率.145(69打数10安打)、1打点の数字に終わった。
プロ7年目を終えた中村奨。ドラフト1位入団と期待値は高いものの、厳しい立場といえるだろう。