ドラ1を“電撃放出”…プロ野球、まさかのトレード移籍となった大物6人。他球団での活躍は?
2025/02/04
産経新聞社
涌井秀章
投打:右投右打
身長/体重:185cm/85kg
生年月日:1986年6月21日
経歴:横浜高
ドラフト:2004年ドラフト1巡目
今季でプロ21年目を迎える涌井秀章。数々のタイトルを受賞してきた好投手だが、2度のトレード移籍を経験している。
横浜高時代には、かつて同校で一世を風靡した松坂大輔(元:西武など)に匹敵する評価を受け、2004年のドラフト1巡目で西武ライオンズから指名を受けた。
プロ2年目から先発ローテーションに定着し、同年は26試合の登板で12勝8敗、防御率3.24をマークした。
その後、翌2007年は17勝をマークして最多勝を受賞。さらに、2009年には27試合(211回2/1)を投げて16勝6敗、199奪三振、防御率2.30の好成績で沢村賞を獲得するなど、球界を代表する投手へと成長した。
2014年からは千葉ロッテマリーンズにFA移籍し、翌2015年には15勝を挙げて最多勝を獲得。しかし、2019年はわずか3勝と不振に陥り、同年オフに金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍した。
楽天でも2020年に最多勝(11勝)に輝く活躍を見せた涌井だが、2022年オフにまたも中日ドラゴンズにトレード移籍。自身初となるセ・リーグに活躍の場を移した。
移籍後は負けが先行しているが、ベテランらしい卓越した投球術を披露。38歳となった今も、先発ローテーションの一角として奮闘している。