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次の監督は高橋由伸なのか? 兼任打撃コーチ就任が意味する、ジャイアンツ人事異動

来季より高橋由伸が、選手兼任打撃コーチに就任すると発表された。この人事は何を意図するのだろうか?

2014/12/14

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気になる、ヤンキース名物アナウンサーの予想

 こうした流れを踏まえた上で巨人OB有力者の一人は「いつまでも原監督の後任が未定のままの状況では、チームの未来像が見えなくなる。それで巨人側は危機感を覚え、次々期監督候補者だった高橋由を松井氏よりも先に入閣させて〝前倒し〟させたのではないか」と推察しているのだ。

 2013年5月に東京ドームで行われた恩師・長嶋茂雄氏との国民栄誉賞授与式や、14年2月の宮崎春季キャンプにおける臨時コーチ就任などいくつかの接点はあっても、松井氏は巨人との間に生じた一定の距離をそれ以上縮めようとしていない。同氏の古巣に対するスタンスは明らかと言っていいだろう。

 さらに言えば、松井氏が今もなお米ニューヨークを生活の拠点に置いていることも巨人監督就任の障壁となっているのは疑いようのない事実だ。

 しかもほとんど知られていない話だが、米国で同氏はチームOBの有力なレジェンドとしてヤンキースの仕事に携わっているという現状もある。

「多い時には月に複数回開かれるヤンキースOBのイベントへ出席したり、3Aおよび2Aのマイナーチームで打撃投手を務めたりするなど現在のマツイは事実上、ヤンキースのスタッフのような立場になっている。おそらく彼の心は日本のジャイアンツではなく、ヤンキースへほぼ完全にシフトチェンジされていると思う。そういう意味では、コーチとしての現場復帰はピンストライプのユニホームを着る可能性のほうが高いのではないだろうか」と分析するのはニューヨークの地元ケーブルテレビ局『YES』で名物アナウンサーと呼ばれるマイケル・ケイ氏である。

 巨人が高橋由の入閣を早めた背景には、松井氏の〝巨人より先にヤンキース〟となった場合を想定した綿密な「準備」ともいえるのではないだろうか?

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