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DeNA初のCS進出は常勝チーム構築への第一歩。「優勝が最終的なゴールではない」ラミレス監督の野心を紐解く

横浜DeNAベイスターズが初のCS進出を果たした。就任1年目のラミレス監督はどのようにしてチームを導いたのか。シーズン前に語った指揮官の言葉を振り返る。

2016/09/20

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根幹となったセンターラインの固定

 横浜DeNAベイスターズが初めてのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 

 12球団で唯一、CS進出を果たせていなかったチームだから、その結果には喜んでいるファンもいるだろう。19日の試合後には、ラミレス監督もファンに向けて「おめでとう」という言葉を残している。

 

 とはいえ、今年2月のキャンプ時にラミレス監督の言葉を思い返すと、今季のCS進出はあくまで第一条件を突破に過ぎないのだと気づかされる。

 

 昨オフ、中畑清前監督の辞任により監督に就任したラミレスは、就任以前、高田GMとの会談の中でチーム作りに向けたプレゼンテーションを行っている。

 

 その中で、ラミレス監督は、こんな話をしたという。

 

「ベイスターズには若くていい選手がたくさんいる。だから、優勝する可能性もあるし、優勝できると思っている。しかし、それが最終的なゴールではないと伝えました。1年だけ優勝できるチームではなくて、長い間Aクラスでい続けられるチームを作りたい」

 

 そのチーム作りの根幹となったのがセンターラインの固定だった。

 シーズン当初の予定だった梶谷隆幸の故障により、センターはシーズン途中から桑原将志に変わったが、ラミレス監督は、とにかくセンターラインの固定を目指してきたのだった。

 

 ラミレス監督の言葉を回想する。

 

「去年の数字を例に挙げると、防御率がリーグで最下位でしたが、ベイスターズにはセリーグの中でもいいピッチャーがそろっていると思います。キャッチャーのところを直すこと、助けることができれば、持ちうる投手陣を生かすことができる。昨季は毎日のようにセンターラインを変えていかなければいけないようなチーム状況でした。今年はそこを固定したいです」

 

 セカンドこそ、宮崎敏郎と石川雄洋、エリアンを起用したが、桑原のほかに遊撃手には倉本寿彦、捕手にはルーキー・戸柱恭孝を据えることで、チーム力の安定を図ったのだった。昨季はシーズンの半数にわたる71試合出場を果たしたセンターラインの選手は石川ひとりだったが、今季は全ポジションにおいて、それぞれが71試合以上出場を果たしているのだ。

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