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広島・ジョンソン、52年ぶり外国人沢村賞投手なるか。野村と球団初同時最多勝の可能性も

広島東洋カープ25年ぶりの優勝へ導いたクリス・ジョンソン。残り1試合の登板で個人タイトルの可能性が残されている。

2016/09/22

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現在15勝のジョンソン、野村と最多勝を分け合うか

 広島東洋カープ左右のエース、クリス・ジョンソンと野村祐輔が最多勝争いを繰り広げている。前田健太がメジャーリーグへ移籍し、シーズン前は不安視されていた広島の先発投手陣。その中で大きな柱となり、チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。21日の試合終了時点でのジョンソンと野村の主な成績は以下の通りとなっている。

◆今季のジョンソン、野村の主な投手成績(21日試合終了時点)

ジョンソン 25試合 15勝6敗 防御率2.13 勝率.714 奪三振数139
野村祐輔 24試合 15勝3敗 防御率2.82 勝率.833 奪三振数89

 現在、共に15勝と勝ち星の数で並んでいる。
 残り1試合ずつの登板が予想されるなか、最多勝のタイトルを分け合う可能性もある。同じ年に同一球団の2人が最多勝を獲得した例は過去に4度あるが、達成すれば96年の巨人・斎藤雅樹とガルベスが共に16勝を挙げて以来20年ぶり。広島では初めてのことになる。

 野村は最高勝率のタイトル獲得が確実。ジョンソンは最優秀防御率のタイトルを現在トップの巨人・菅野智之(防御率1.90)と争っている。ジョンソンは仮に残り1試合を9回自責点0で抑えたとしても、防御率1点台(来日1年目の昨季は1.85)に届くことはない。
 ただ、菅野の結果次第では2年連続となる最優秀防御率のタイトルを手に入れることができる。達成すれば球団の外国人投手では初となり、12、13年の前田健太以来2人目の記録となる。

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