大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » ソフトバンク » ソフトバンク、打線組み替え成功で連敗ストップ。藤井コーチ、殊勲打の今宮に「明日から右投手がきても、1番でいい」

ソフトバンク、打線組み替え成功で連敗ストップ。藤井コーチ、殊勲打の今宮に「明日から右投手がきても、1番でいい」

2位・ソフトバンクが、23日の西武戦で8-0と圧勝。打線が持ち前の力を発揮し、復調の兆しを感じさせた。試合後、藤井打撃コーチを直撃した。

2016/09/24

text By



今宮1番抜擢が勝利に

 ソフトバンクが8-0で西武を投打に圧倒した。

 

 前節、ソフトバンクは日本ハムとの天王山で2連敗し、苦境に立たされていた。
 投打ともに奮起が欲しい中、この試合をうまく運んだのは、打順をうまく組み替えたことだった。

 

 試合前、ソフトバンクでは恒例となっている、打撃コーチの藤井康雄を取り囲んでの取材では同コーチは打順を発表。1番に今宮、2番に本多を入れること、9番に城所を抜擢すると公言した。

 

 試合は、西武の先発・菊池とソフトバンクの先発・東浜が2回を0に抑える立ち上がりを見せる。
 3回表も、菊池が江川と細川を連続三振。このまま勢いに乗られるかというところだった。
 ここで口火を切ったのが城所だった。3球目を捉えて、右翼前にクリーンヒット。そして1番に抜擢した今宮を迎えた。

 

 今宮は2球目に来たインコースのストレートを振りぬき、左翼スタンドへ運んだ。
 試合後、今宮は「打った瞬間に入ると思った」と振り返っているから、よほどの会心の当たりだったのだろう。

 

 2点を先制したソフトバンクはそれからも一気呵成に攻めた。
 4回表には、内川の中前安打を皮切りに、1死満塁の好機を作ると、細川の左翼前適時打で1点。2死から今宮が左翼線へ適時打を放ち、この回 一気に3点。試合の流れを大きく引き寄せたのだった。
 7回表にも内川の中前適時打、長谷川の右中間適時3塁打で追加点。結局8-0の完勝で、前日までの悪い空気を払しょくした。

1 2