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原前監督時代からの脱却――新生・巨人の構築へドラフト補強ポイント【死亡遊戯コラム】

2016年レギュラーシーズンは2位を死守したが、クライマックスシリーズファーストステージで横浜DeNAベイスターズに敗れた読売ジャイアンツ。来季以降、選手層をいかに厚くしていけるかがポイントだ。果たして、20日に行われるドラフト会議ではどのような選手を指名し、交渉権を獲得できるだろうか。

2016/10/14

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即戦力期待も……故障に泣いた桜井

昨年のドラフトで巨人は本指名8名、育成8名の計16名を指名(内育成3位の松沢裕介は入団辞退)。
その中で1年目から1軍出場したのは、計5名だ。
1位 桜井俊貴(投手/立命館大)1試 0勝1敗 防御率8.31
2位 重信慎之介(外野手/早大)25試 打率.190 0本 2点 5盗
5位 山本泰寛(内野手/慶大)27試 打率.256 0本 2点
7位 中川皓太(投手/東海大)2試 0勝0敗 防御率13.50
育8 長谷川潤(投手/石川)3試 0勝1敗 防御率8.53

「即戦力」という観点から見たら、かなり厳しい結果になってしまった。
特に誤算はドラフト1位の桜井だ。開幕ローテを期待されながら、故障に苦しみ1年のほとんどをリハビリに費やした。
同じ大卒ドラ1投手で8勝を挙げた今永昇太(DeNA)、1軍で15試合に先発した岡田明丈(広島)らと比較するとかなり出遅れてしまった感は否めない。
対照的に野手陣は収穫の多い1年だったのではないだろうか。
ポスト鈴木が期待される重信はイースタン2位の36盗塁を記録。山本も遊撃手が本職ながら、1軍では故障者が続出した二塁手として起用され、打席数こそ少ないものの打率.256という数字を残した。
それぞれ来季はオープン戦からレギュラー争いに食い込んでくるだろう。

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